活動予定・報告
活動報告
- 2016年07月21日
- 協会日記80 グレーチングの訓練(7/21)
先日のスリット階段のときに、ちょっと触れましたが、道端によく見られる溝ぶたでステンレスやスチールの格子状ものをグレーチングといって、犬はその上を歩くことを好みません。靴を履いていない犬にとっては、格子が足の裏に食い込むのが不快なのだと思います。
しかし、道を歩いているとどうしてもそこを跨ぐあるいは踏み越えて行く必要が出てきます。そのときに、犬が躊躇したり、グレーチングを勢いよく飛び越えると、目の見えないユーザーにとってはちょっと危ない歩行になってしまうことがあります。
そのため、犬がグレーチングの上を歩くことに慣れるように訓練する必要があります。
グレーチングのエッジが効いていないものから始めるのが理想だと思いますが、在るもので代用ということで、木香テラスの排便場所にあるグレーチングを並べて、新人犬たちをちょっとずつ慣らして行きます。そのときに、無理やりに犬を乗せるのでなく、犬自らそのグレーチングの乗ることが大切です。
写真は、グレーチングの上に乗る犬の様子です。尻尾を振って乗っていることがわかると思います。足の裏の感覚が慣れてくると犬もそれほど嫌がらなくなります。足の裏がとても敏感ですごく嫌がる子もいれば、鈍感で何も感じない子など、犬もいろいろです。
下の写真は、グレーチングの上で何となく得意げな表情をしている犬の様子です。