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活動予定・報告

活動報告

2016年06月24日
協会日記61(6/24)

先週のブログで、「一つの方法として名前を呼びながらフードを一粒与えて、名前を呼ばれるとフードがもらえるという条件づけをします。」と書いたところ、訓練関係の職員から正確な情報を書いてくださいと怒られました。

ただ単にフードを与えて条件づけをしているのではなく、クリッカーという道具(指で押すとカチッと音がする道具)を使って犬に条件づけをしているということです。

下の写真はクリッカーをもって訓練している様子です。手の中にある小さい四角の箱がクリッカーで、親指で押して「カチッ」と音を出しているところです。

DSC_1315.JPG

1.初期段階でクリッカーが鳴るとフードがご褒美としてもらえるという学習を犬にさせる。
2.そのうえで、犬にいろいろな行動を教える時、犬が正しく行動したときにクリッカーを鳴らす。
3.クリッカーを鳴らした後に、フードを与える。
という具合に条件づけをして行きます。

言葉や触ることよりも、すばやく犬の行動を「正しい」と評価してあげられるというメリットがあるとのことです。なかなか文章を書くのはたいへんなので、時間がある方は、ネットで「クリッカー訓練」で検索してみてください。

フードを使う訓練は、むかしから肯定的な意見と批判的な意見の両方がありますが、それはやはり使い方の難しさからだと思います。

訓練手法にはいろいろあって、どれがベストというものではありません。触ってもらうことが嬉しい犬、タオルの引っ張り合いが好きな犬、ボールが好きな犬など、それぞれの犬の性格を見ながらその犬にあった訓練をしていくことが大事だと思います。

下の写真は、カラー(首輪)に犬が自ら頭を入れるようにクリッカーを使って訓練している様子です。

DSC_1316.JPG

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