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活動予定・報告

活動報告

2018年06月04日
協会日記523 新米訓練犬の生活1(6/4)

先週、パピーウォーキングを修了して盲導犬協会に戻り、訓練犬としての生活がスタートした子たち。その様子を少しずつご紹介していきたいと思います。

木下GDバード1.jpgパピーウォーキング修了式の翌日は、1頭ずつ、犬の評価を行います。評価の方法は当協会独自のものではなく、どこの盲導犬施設でも一貫した評価ができるように、国際盲導犬連盟関連セミナーで評価方法の一つとして発表されている方法の一つです。他の犬やフード、音、見慣れないものなどに対してどんな反応をするのか、訓練・繁殖・パピー担当職員で犬の様子を観察します。例えば、見慣れないものとして、職員が全身緑色ですっぽり覆われたものを身に着けて現れます(上の写真が、その恰好です)。こんな森のオバケに呼ばれても、フレンドリーに近づいてくる子、なかなか寄ってこないけどオバケじゃなくて人間だとわかれば近づく子・・・。いろんな反応がありますが、「こんな反応をしたら落第」というようなテストではありません。その反応からその犬の性格や傾向を知り、訓練を進めていきます。そして、訓練によってその反応がどう変わるのか、変わらないのか、そんなことからも、盲導犬としての適性を見極めていきます。

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