読み上げブラウザ用メニュー

活動予定・報告

活動報告

2017年06月05日
協会日記325 盲導犬の性格12(6/5)

適性チェックその3、「犬や猫などの動物や食物に強い興味を示さないこと」。盲導犬の血統の犬だからといって、まったく他の犬に関心を示さない、ということはありません。興味を示しても、人の声かけなどで、それ以上犬への興味を追求しない性格であるかどうかです。犬を見たらガンガンそちらに引っ張ったり、ワンワン吠えたり、興奮したり、人の声かけどころではなくなるようではだめです。しかし、このような犬や猫への興味を示す行動は、もって生まれた性格もありますが、幼少時の経験と学習の影響も大きいようです。犬同士の遊びの中で、人といるより犬と遊ぶほうが面白いとの学習をすると、成犬になってから修正することはなかなか難しいものがあります。

盲導犬の血統の犬たちは、ラブラドールやゴールデンの活発的な行動力や狩猟犬としての本能が出にくくなるような交配を重ねた結果、現在では全体的におっとりした性格をもつに至っています。しかし、愛想がよく遊び好きなところは変わりません。また、食べ物に対して貪欲なところもあまり変わっていないので、人が食べている物の味を知ってしまうとどうしても欲しがるようになります。そのため、盲導犬になる犬たちは、小さい頃から人間の食べ物をは与えず、ドッグフードだけで育てます。

写真は、5月に生まれたラブとゴールデンのミックスの子犬を抱いているところです。
DSC_0320.JPGのサムネール画像
つづく

メニューを閉じる