公益財団法人　関西盲導犬協会

先週末に、ＪＲ東日本の駅で盲導犬ユーザーがホームから転落してお亡くなりになったという悲しいニュースが入ってきました。ユーザーのご訃報に接し、謹んで哀悼の意を表します。

昨年の東京メトロでの盲導犬ユーザーが亡くなった事故を受け、当協会はじめ各盲導犬協会、また当協会も所属する全国盲導犬施設連合会など、盲導犬事業にかかわる団体が再び鉄道での事故が起こらないよう訓練を徹底したり、盲導犬ユーザーへのフォローアップや鉄道利用時の注意喚起をしたりしてきました。

また鉄道会社もいろいろな対策を立てて、目の見えない方が安全に利用できるよう取り組みをしていた中での今回の事故は、私もそうですが、関係者の皆さんもとても大きなショックを受けていることと思います。

やはり転落事故を無くす最善策は、ホームドアの設置しかないのではと考えてしまいがちですが、すべての駅に、かつ早急に対応できるような対策ではないので、ソフト面ですこしでも事故を減らせるよう盲導犬事業者として努力していくしかないと思うところです。

盲導犬ユーザーや目の不自由な方が、ホーム上で気軽にサポートが得られるような取り組みを、即効性はないのでしょうけど、少しずつでもやっていくことで、いつかは定着していくのかなと思います。

これからしばらくは、鉄道利用時の盲導犬の訓練の仕方などを中心に、このブログを書いて行きたいと思います。

写真は、今朝の雪景色です。久しぶりに２０センチを超す大雪になりました。