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活動予定・報告

活動報告

2016年09月20日
協会日記122 テラスでのインタビュー5(9/20)

台風も大きな被害なく通過してくれて一安心です。テラスでのインタビューのつづきです。

(問い) 「NO」を使わない、丁寧に犬と接するなど、いろいろと試しているところだと思いますが、テラスの担当者として「ここは、以前の犬舎と比べて変わったな。」と自信をもって言えるところはどこでしょうか。

(答え) 訓練関係の職員が出勤しての朝一番の作業でしょうか。以前ですと、朝、犬舎から離れた事務室で簡単なミーティングをしてから、犬舎に移動して、朝の作業にかかっていました。事務室でのミーティングの時から、犬たちは職員の気配を感じて、犬舎でピーピー騒いだりと落ち着かない様子でした。ミーティングが終わり、職員が犬舎に移ると、もうそこからは犬も職員もドタバタと言った状態でした。犬が便を漏らす前に、手分けして職員が一頭一頭の犬たちの排泄を行います。排泄が終わるとすぐに、これも職員で手分けして犬の食餌を個々の犬に配ります。この間だいたい30分くらいで、30頭から40頭近くの犬たちの排泄と食餌を行っていました。犬たちも「オシッコしたいねん。はよ出して。」とか、「お腹すいた。はよ、ご飯にしてや。」とか言わんばかりに、一日のうちでもっとも落ち着かない時間でした。
現在、木香テラスでは、朝8時に職員がテラスに直接出勤します。そして、ミーティングや雑談など15分ほど、テーブルを囲んで職員がゆっくりした時間を過ごします。その間、犬たちはというと、職員の動きを見守っている犬もいますし、もちろん寝ている犬もいます。以前の犬舎では考えられないほど、犬たちは落ち着いています。また、以前の犬舎ですと、自分の順番が来るまで我慢できずにオシッコを漏らしてしまう犬もいましたが、木香テラスでは、サークル内で漏らす犬はほとんどいません。やはり、人と一緒の空間にいるという安心感や人の落ち着いた対応などで、犬も精神的に安定するのだなあとつくづく思います。このようなところが、以前の犬舎と比べて変わったと自信をもって言えるところです。

下の写真は、朝のミーティングの様子です。

DSC_1774.JPG

そして、ミーティングの後に順次、犬たちの排泄と食餌を行います。これも一斉ではなく、落ち着いた犬から排泄に連れだすなど、それぞれの犬の体調と態度を見ながら、臨機応変に行います。

下の写真は、職員が犬を順次、排泄に連れ出す様子です。

DSC_1776.JPG

つづく。

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