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活動予定・報告

活動報告

2016年08月27日
協会日記105 二期生の初期評価4(8/27)

初期評価のつづき4回目、本日で最後です。

つづいては、動物病院を想定した台に乗せて、その様子を観察します。台に乗ることができるかを見るのでなく、台の上でも落ち着きがあるか等を見ます。そして、しばらくしてから獣医師役の人が、耳を診たり、口の中を診たり、手や尻尾を軽く持ち上げたりして診察時の犬の様子をみます。写真は、犬を台に乗せたときの様子です。

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つづいては、テーブルにあるタッパーに入ったサンドイッチ(本物)を人が食べるしぐさをして、そのときの犬の反応を見ます。さすがにこれまでサンドイッチを食べようとした犬はいません。

それが終わると盲導犬に必要なハーネスを犬に着けて歩きます。感覚が敏感な犬はハーネスを着けた違和感で、ハーネスを気にしたり、腰を落としたりします。そのような反応がないかを見ます。写真はハーネスを着けたときの様子です。テーブルにはサンドイッチが入ったタッパーがみえます。

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最後は、全身着ぐるみを着た変な人が、外からドアをドンドンとノックして、のしのしと登場します。ドアをノックする音で異様な雰囲気を察して怖がったり、着ぐるみの人を見て怖がったり、反対にとても喜んで近づく犬もいます。

近づかない犬には、着ぐるみの被り物をとって顔を見せたり、その場でしゃがんで名前を呼んだりして、近づいてくるかを見ます。まあ、こんな人が出てきたら犬でなくても人でも怖がるのが普通ですが。写真は着ぐるみの人と犬の様子です。

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以上が、初期評価の内容です。4回に分けて書きましたが、実際には1頭あたり20分程度の時間でこれを行います。犬の入れ替え時間や評価表をつける時間などを入れると結構な時間がかかります。いつも入所の翌日はだいたい一日がかりでこの評価を実施しています。

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