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活動予定・報告

活動報告

2016年07月25日
協会日記82  犬の靴(7/25)

この時期になると、日中に犬を歩かせていること、とくに熱いアスファルトの上を犬が歩いていることに対して、たくさんの苦言をいただきます。たくさんの方々が犬のことを気にされ、心配されている気持ちが伝わってきます。

夏場は、公共交通機関の利用、地下街歩行、エスカレーターの訓練など、路上でない訓練を普段より多くとり入れ、職員と犬の熱中症対策に心配りをしますが、しかし、そのような訓練ばかりしている訳にもいきません。

盲導犬の仕事である安全に歩くためには、道を歩く訓練は基本中の基本であり、それを避けるわけには行きません。そのため、訓練士は出勤時間を早朝にスライドさせて、できるだけ午前中に犬の訓練を終えるようにしています。それでも、ここ数年は、朝9時ごろでもすでに暑く、アスファルトも焼け付く状況です。

今日の職員ミーティングでは、犬の足裏をアスファルトの熱から守ることを第一に、夏の訓練時には犬用の靴を用いることについて話し合いを持ちました。

写真は、スライドを用いて市販されている犬用の靴について説明をしているところです。いろいろな靴が市販され、値段や機能、脱着のしやすさなど、どのようなタイプが訓練に適しているか等、議論しました。

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下の写真は、靴を履かせて犬を歩かせている様子です。

DSC_1442.JPG

盲導犬ユーザーと盲導犬ならびに協会の業務が社会的に認知され、皆さんから多くのご支援をいただけるようになりました。とてもありがたいことと感謝しています。

それと同時に、協会職員や盲導犬ユーザーの犬の管理やその扱い方については、皆さんから厳しいご指摘をいただくことも多くなってきました。

それらご指摘を受け止め、協会としてどう改善していくかを考えて、盲導犬事業を向上させていく姿勢を常にもっていたいと思います。


つづく

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