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活動予定・報告

活動報告

2016年08月22日
協会日記101 二期生の第一日目(8/21)

昨日、入所した木香テラス第二期生の犬たちの初日は、二期生の犬たちがどのような性格の持ち主であるかを知るための初期評価を行いました。

以前は、当協会独自で考えた評価を行っていました。音に対してどう反応するかを見るために、運動会のスタートで使うピストルで大きな音を出したり、訓練センターの外に連れ出して見知らぬ犬や見慣れない物を見せて、それに対する犬たちの行動を観察するというようなものでした。

2年ほど前から、国際盲導犬連盟に加盟する世界の盲導犬協会で統一した評価を行い、そのデータを世界的な共有財産にしていこうという流れができ、当協会もそれに協力することになりました。そのため、これまで独自で行っていた初期評価をやめ、最近ではその世界基準となるであろう評価方法で入所した犬たちの初期評価を行っています。

この評価は、定めれらたスペース内に、ぬいぐるみ、植木、人間の食べ物、狭い通路、動くおもちゃなどを配置して、ルールに従って犬を動かして、その反応をチェックするというものです。チェックする内容は40項目以上あり、それぞれ5段階評価で結果を記録するというものです。

下の写真は、ホール内で評価の準備をする様子です。ルールに従っていろいろな物が設置されています。掃除機、テーブル、診察台、ゴミ箱、タヌキの置物などが写っています。

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次の写真は、訓練犬を使って予行練習をしているところです。犬を動かす人もいろいろと動きが決めれらていますので、その動きをあらかじめ練習しておきます。

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この評価は、入所した犬たちの行動と反応をチェックして、どのような性格の持ち主かを知り、今後の訓練方針を立てるためのもので、この評価で盲導犬としての訓練を行うか、否かを見極めるものではありません。

つづく。

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