ハーネス通信 [ 2011年4月号 ]

ハーネス通信は、関西盲導犬協会と盲導犬ユーザー、そして支援者の皆さんをつなぐ季刊誌です。年4回発行され、点字版、録音テープ版と紙刷り版があります(文章の内容は同じです)。ここでは、「ハーネス通信」の一部をインターネット版として掲載しています。ご意見、ご感想はこちらまで。

盲導犬との新生活(2011年春号特集)

ふたりいっしょなら:新人ユーザーさんのお話

 盲導犬をいつかは持ってみたい、と思っていましたが、持つ自信がありませんでした。歩くことに対しても自信はなかったですし、盲導犬を持つのは 中途失明の人が多いと思っていましたから、私にやっていけるかな? と思っていました。
 でも、白杖で歩くのは疲れます。白杖はぶつかりながら歩くことになるので、精神的にもしんどいです。そんな話をしていた時、友達が盲導犬を勧め てくれました。盲導犬ユーザーの友達も「盲導犬がいたら元気になれる」と言ってくれ、盲導犬との体験歩行をしてみることになりました。

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更新日:2011-04-01

ユーザーと共に(2011年春号表紙のお話)

【職場にて】

○ユーザーのコメント

 白杖で歩くのは怖かったし、盲導犬を持ちたいという気持ちはありました。でも、まず就職することが先決と思っていました。ところが、就職のための面接で、「どうして盲導犬を連れていないの?」と逆に院長先生に聞かれ、院長先生に背中を押されるようにして盲導犬ユーザーになった感じです。
 病院での仕事なので特に衛生面では気をつけています。直接患者さんと接しないような場所に盲導犬を待たせています。また、勤務時間中はもちろん盲導犬のために仕事の時間を割かないよう、すべては休み時間か仕事の前にすませておきます。
 毎日の通勤では、JRとバスを利用しています。いつも利用しているバス停は、いろんな行き先のバスが着きます。アナウンスは流れますが、聞き取りにくいこともよくあります。またバスがきちんとバス停の前に着かないこともあります。そんな時、「○○行きのバスが来ましたよ」とかバスのドアがある方向を教えてもらえたら助かります。

○受け入れ側のコメント

 以前勤務していた病院に盲導犬ユーザーの患者さんがおられました。その方とお会いしたのがキッカケになり、リタイア犬ボランティアを始めました。10年前、このクリニックのオープニングパーティの時にもリタイア犬はいましたし、このクリニックでは、毎年盲導犬支援のためのバザーをしています。だから、クリニックに来られる患者さんもクリニックのスタッフもわかってくださっているのでしょう。スタッフが盲導犬を連れて通勤するようになったからといって、特に問題はありませんでした。
 むしろプラス面は多いと思います。話題が盲導犬のことになるとスタッフも和んでくれるようです。
 衛生面でも問題はありません。特にここは物療室と診療室が別になっています。患者さんの動線とスタッフの動線を分ければ、犬が嫌いという患者さんがいても犬を直接見ることはないですし。スペースを分けるといった物理的な余裕がないようなところでも、時間的に動線を分けることは可能でしょう。案ずるより産むが易し、ですよ。
小川クリニック 院長
http://www.kyoto.zaq.ne.jp/ogawa-clinic/

 

☆街で盲導犬ユーザーに出会ったら?  【バスの停留所で・・・】
 ちょっと想像してみてください。もしバスが行き先表示をつけずに運行していたら、と・・・。バスがバス停に到着して、ドアが開き、音声案内が流れ出し、そこで初めてどこ行きのバスが来たのかがわかる状態でバスを待たなければいけないとしたら・・・。とても不便ですね。
 視覚障がい者が同じバス停でバスを待っている時は、バスを待つ人の行列やバスの乗降口の位置などの周りの様子、どこ行きのバスが来たかなど、声をかけて知らせてください。


 

更新日:2011-04-01

公益財団法人 関西盲導犬協会


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