読み上げブラウザ用メニュー

盲導犬を希望する

申込みから貸与までの流れ

STEP1盲導犬との体験歩行

まずは、盲導犬と体験歩行していただき、風を切って歩く感覚を体感してください。

盲導犬との歩行は、晴眼者(目が見える方)の歩行スピードとほとんど変わりません。最初は怖く感じるかもしれませんが、左手の力を抜いて、右手を振って、胸を張って歩きましょう。次第に「風を切って歩く」感覚がお分かりになると思います。

体験歩行を受けたのち、指導員から盲導犬との歩行や生活について、詳しい説明を受ける事ができます。質問があればどんなことでも構いませんので、遠慮無く聞いてください。

体験歩行は、京都府亀岡市にある当協会まで来て体験していただく他に、盲学校や視覚障がい者団体の会合などに職員が犬を連れて伺い体験していただくこともできます。申し込みは随時、受け付けておりますので、興味のある方は事前に電話でお問い合わせください。

また、京都府内で2ヵ月おきに開催される「視覚相談会」の会場や、毎月第2木曜日の午前中、大阪市の長居公園にて体験歩行ができます。場所や日時についての詳細は、事前に関西盲導犬協会までご確認をお願いします。体験歩行や指導員との話を通じて、さまざまな情報を得る事ができると思います。

お問い合わせ・確認先:0771-24-0323

STEP2申し込みと面接

次の段階は盲導犬貸与の申し込みと面接です。

申し込みをされる場合、当協会から申し込み用紙をお送りしますので、必要事項をご記入の上ご返送ください。申し込み用紙は点字版も用意しています。

また、申し込みはいつでも保留およびキャンセル可能です。たとえば、家庭の事情で1年間は訓練を受けられない場合、申し込みと面接を済ませたのち、1年間保留ということで問題ありません。まずはお申し込みいただくことが第一歩となります。

さて、申し込み用紙が当協会に返送されてきましたら、日時を打ち合わせた上で、指導員がご自宅に面接に伺います。盲導犬と歩く可能性のある場所、犬の排泄場所、犬の寝場所などをシミュレーションしながら、お話をうかがいます。この面接内容を持ち帰り、当協会職員ならびに外部リハビリテーション関係者で構成する盲導犬貸与委員会において、盲導犬貸与の可能性や必要とされる犬のタイプなどを話し合い、今後の方向性を決定し、その結果をご連絡します。場合によっては、訓練に入る前に白杖での歩行指導を受けることをお勧めしたり、盲導犬との歩行は難しいと判断することもあります。

STEP3マッチングと共同訓練

体験歩行や面接の結果をもとに、「この方の歩行速度や住環境を考えると、どの犬がパートナーとして適当か」ということを考えます。

これを「マッチング」と呼んでいます。マッチングでパートナーとなる犬が決まった後、盲導犬との歩き方や世話の方法を学んでいただくための訓練に入っていただきます。これを「共同訓練」と呼んでいます。

通常、共同訓練は約4週間で、当協会に宿泊して訓練を受けていただきます(週末は訓練がお休みの事が多いですから、家に帰っていただく事も可能です)。また、平日の5日間、仕事等の事情で家をあける事が難しい方とはご相談の上、柔軟なスケジュールで共同訓練を行なうようにしています。

STEP4フォローアップとその後

無事に共同訓練が修了したら「訓練は終わり」ではありません。

むしろ、自宅での盲導犬との生活が始まるここからがスタートです。当協会では、共同訓練修了後すぐに指導員が自宅に伺い、2~3日間の現地訓練を行ないます。その後、定期的あるいは必要に応じてフォローアップを行ないます。盲導犬との生活や歩行がうまくいっているかどうかを確認し、気になる部分や問題点があれば細かいところまで話し合い、指導します。

また、盲導犬を持った後でも、入院などの理由で一時的に盲導犬の世話が困難になった場合には、当協会にて犬をお預かりいたします。盲導犬の実働期間はおよそ8年間です。当協会では、盲導犬を10歳で引退させ、余生はリタイア犬ボランティア宅で過ごすのが理想と考えています。ですので、盲導犬の年齢が10歳に近づいてきたら、引退の時期や代替えの盲導犬との共同訓練についてなど、指導員と話し合いながら決めていくことになります。

メニューを閉じる